89Japanの家づくり

素材が織りなす表情を愉しむ

使う素材によって、表情や質感そのものが絵になり空間を楽しませてくれます。

例えば、使い古した工事現場用の足場板。

汚れやキズ、釘やペンキの跡があり、古材の質感が好きな人は、なんともいえない

愛着を感じると思います。

染色して濃くしたり、ワックスやオイルで仕上げても、また違った表情が出て楽しめます。

又、物流現場の積み荷の土台として、使われている木製パレット。

ハードな積み下ろしで、過酷な環境を乗り越えたパレットも、新たなカタチで生まれ変わり

インテリアの一部として味をだしてくれます。

捨てられてしまう木材に新たな価値(命)を吹き込む。

素材にこだわれば、経年変化が嬉しくなる。

それぞれが持つ暮らしの価値観を大切に家づくりをしましょう。